シュガーレスとカロリーゼロの意味
スーパーやコンビニなどに並んでいる食品で、シュガーレスやカロリーゼロと書いてある食品を目にすることも多いと思います。
シュガーレス
これは砂糖(糖分)を使用していない食品を意味しています。
一見、健康に気遣った食品に見えますが、糖分を使用していないということは、どういうことなのか。
こういった食品の多くは、味覚的には「甘い」です。
つまり、糖分以外のもの、甘味料で甘さをつけているということ。
主に、化学合成品が使用されることが多いです。
製造コストを抑えるために使用され、シュガーレスとうたわれていたりするので、注意する必要があります。
そして、シュガーレス=カロリーゼロではありません。
もちろんカロリーが砂糖よりも少ない甘味料もありますが、倍のカロリーの甘味料も多く使用されています。
カロリーゼロ
カロリーゼロは、本当の意味でのカロリーゼロではありません。
法律上、100gあたりで5kcal未満のものは、カロリーゼロと表示できる決まりになっているのです。
つまり、500ml のカロリーゼロの飲料には、24.5kcalまではカロリーがある可能性があるということ。
これは大体スティックシュガー2本分のカロリーと同等です。
これと同じ原理が、糖質ゼロにもあります。
100gあたり0.5g以下の糖質なら、糖質ゼロ・無糖と表示することができます。これも、法律で定められている決まりです。
食品表示のルール上、食品には、ゼロと表示されていても、ゼロではないことも多いです。しかし、実際に入っている量が他の食品と比べて少ないことは事実で、食べる量を調節したり、入っているもので事前に判断できることも多いのです。
先入観から惑わされてしまう表示をしている食品も多いので、一つの知識として、参考になれば幸いです。
NachuRa
pâtissier 羽佐田雄飛