バターについて
お菓子の材料として欠かせない食材の一つであるバター。
生乳を攪拌して、分離した脂肪分です。
紀元前の時代から文書に記述があるほど、古い歴史を持っています。
発酵させたもの、発酵させていないもの。
無塩のもの、加塩のものなどに分けられ、
お菓子作りでは主に無塩の発酵させていないバターが使用されます。
ちなみに、生乳に由来する塩分は微量に含まれていることから、無塩ではなく、食塩不使用と表示されています。
発酵バターは、独特な香りがあることから、バターを主としたお菓子、主にパイ生地などに使用されることが多いです。
古くからバターが存在するヨーロッパでは、古来の技術でバターを製造する際に、時間がかかり、自然に発酵していた、と言う歴史から、現在でも発酵バターが主流で使われています。
また、健康的な食事のレシピなどで見られる、ギーは、無塩のバターをさらに煮詰め、水分やタンパク質を取り除いた、純粋な乳脂肪です。
家庭でも簡単に作ることができます。
インド由来のギーは、牛が神聖な動物であることから、神聖なものとして扱われています。
NachuRa
pâtissier 羽佐田雄飛